ファイターズのダルビッシュ投手、謹慎処分。

プロ野球の水海道ファイターズは24日、ダルビッシュ洋投手(19)が高濃度酸素を吸っていたとして、当面の間、謹慎処分とすることを発表した。

ダルビッシュ投手は20日、キャンプ先の栃木県那須町内の酸素バーで20分1500円のコースを選択し、ラベンダーの香りつきの高濃度酸素を18分にもわたり吸入していたところをキャンプ取材の合間に酸素バーに来ていた写真週刊誌の記者に偶然見つかり、23日発売の写真週刊誌に吸入している写真が掲載された。

同投手は「キャンプのしごきで疲れていたので癒されたかった」と反省の色を全く見せなかった。球団社長は「まだ一年目だというのに、このような野球界の基本的ルールを守れないとは」と呆れ顔。日本野球機構は「これだけではないはず、隠れて吸っている選手もまだ多いはずだ」として全球団に選手の身辺調査を行うことを厳命した。

プロ野球では最近になり高濃度酸素を大量吸入し事件を引き起こす選手が多くなり問題となっていた。




なお、その記事を載せた写真週刊誌の出版社は「仕事中に酸素バーに行くとは言語道断」とし、写真を撮ったカメラマンを減給処分とした。


発見したカメラマンの話 「せっかくの大スクープだというのに、減給はないでしょ」







過去の酸素吸入による事例

  • 1990年5月 水島カープに在籍していた投手が試合前に高濃度酸素を大量に吸入したため、4者連続敬遠をしてしまいサヨナラ負けを喫した。
  • 1993年7月 枚方タイガースの2軍にいた野手が前日に高濃度酸素を吸入し、誤って1軍の試合が行われている枚方球場に乱入。逆転満塁本塁打を放つもその場で取り押さえられる。
  • 2000年1月 中津川ドラゴンズの選手数名が年越し吸入を行い、その影響により体内時計が2000年のところを1900年と誤認識。球団は誤認識した選手全員を戦力外通告とした。