アメリカンにしたかった 牛肉の産地を偽装した男逮捕

愛媛県警今治署は8日、国産和牛を米国産牛肉と偽り、飲食客に販売したとして不正競争防止法違反(原産地虚偽表示)の疑いで、ステーキショップの店主、米田国男容疑者(37)を逮捕した。

調べによると同容疑者は昨年2月から先月まで、自身が経営する今治市内のステーキショップ「アメリカンドリーム」で、松阪牛アメリカ産牛肉と偽り客に提供していた。

アメリカからの牛肉の輸入が停止された後もアメリカ産牛肉が提供されていたことを不審に思った客からの通報で今回の偽装が明らかになった。

同容疑者は取り調べに対し「店の名前がアメリカンドリームだというのに国産の牛肉を使うのは客を裏切ると思った。」と供述しているという。

なお偽装し始めた昨年2月からの店の経営は赤字が続いていた。